解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午後:第52問

全波整流回路として正しく動作するのはどれか。

AC(交流電圧)をDC(直流電圧)に変換する整流方法には、全波整流と半波整流がある。どちらも、ダイオードの正方向しか電流を流さないという特性を利用して整流を行っている。

全波整流はダイオードをブリッジ状に回路構成することで、入力電圧の負電圧分を正電圧に変換整流し直流にする。これに対し、半波整流は、ダイオード1個で入力負電圧分を消去し、直流にしている。その後、コンデンサの蓄放電を利用し、波形の平滑化を行うことで、きれいな直流へと変換を行っている。このことから、入力負電圧を使わない半波整流に比べ、全波整流の方が効率の良い整流方式といえる。又、平滑後に現れるリップル電圧は、このコンデンサ容量と負荷によって変化している。全波整流と半波整流で、同じコンデンサ容量、負荷の場合、全波整流のほうが、リップル電圧は小さくなる。もちろん、このリップル電圧は小さい方が安定して良いといえる。

1:正解

2:不適切。

3:不適切。

4:不適切。

5:不適切。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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